カテゴリー:歴史

ぐんま古墳カードを手に入れるために
続いて訪れたのは宝塔山古墳。

前橋市総社町1606

 

この近くは何度も通ったことはありますが
中に入るのは小学生以来かなぁ。

 

この石段からも行けそうですが
石室の入り口は反対側。

 

こちらの石段ですね。

 

石室があるところへ。

 

石室入口の近くには、石に掘られた解説。

史跡 宝塔山古墳

 一辺の長さ約55m、
墳丘高11mの規模を誇る方墳である。

この規模は方墳としては全国的にみても大きい。

 主体部は墳丘基壇上に造られた
横穴式石室で、羨道、前室、玄室の
三室にわかれている。

石室の壁は精巧に加工した切石を使用して積み上げ、
随所に切組積の手法もみられる。

特に天井石及び玄室入口の玄門の加工はみごとである。

 石室の規模は、全長12.4m、玄室長3.3m、
同奥幅3.02mである。

玄室には家形石棺がある。

その底部には四変ともに格狭間の形にくりぬかれ、
古墳への仏教文化の影響を物語っている。

この古墳は県内古墳の最終末期に造られたもので、
七世紀末から八世紀初頭の頃に位置付けられよう。

 

失礼して石室を

 

さて宝塔山古墳を後にし、古墳または古墳と分かるものと
自分が一緒に入るように自撮りした画像をもって

宝塔山古墳のすぐ近くにある
前橋市総社歴史資料館へ。

 

こちらで宝塔山古墳と前橋天神山古墳の
古墳カードを配布しているのですが
宝塔山古墳は近いけど
前橋天神山古墳かだとちょっと距離があります。

 

その近くの上川淵公民館で
配布してくれればいいのに・・・。

 

そんなことを思いつつ
総社歴史資料館の受付で画像を見せて
古墳カードをいただくことに。

 

カードデザインは各古墳
「もず・ふるカード仕様」と「ぐんまオリジナルデザイン」
の2種類ありまして、どちらか好きな方を1枚選べます。

 

宝塔山古墳は、もず・ふるカード仕様で
前橋天神山古墳は、ぐんまオリジナルデザインにしました。

 

古墳カードのためにやってきたのは
前橋市広瀬町ある前橋天神山古墳。

 

以前何度か、この前を通ったことはあるのですが
私有地かと思い、入ったことはないです。

 

自由に入れるんですね。

 

住宅地にある小さな古墳だなぁ
と思いつつ、解説文を読むと・・・・

群馬県指定史跡 前橋天神山古墳

指定年月日 昭和45年12月22日
所在地 前橋市広瀬町一丁目27-7

 

4世紀前半の古墳時代前期に、
東日本で最も早く造られた前方後円墳の1つです。

主軸を東西方向にとり、全長は129m、
後円部の直径は75mありました。

後円部は3段に造られ、葺石により覆われていました。

墳頂部には赤く塗られ。底に孔が開けられた壷型土器が
四角く配列されていました。

その中央部に全長7.8m、巾1.2mの長大な粘土槨
(遺体を納めた木の棺を被覆したもの)が検出され、
その中から、三角縁神獣鏡を含む鏡5面のほか銅の鏃や鉄の剣、
鉄の斧や鑿(ノミ)などが出土しました。

また、赤い顔料の入った滑石で造られた小型の壷も出土しています。

たくさんの出土品のうち、粘土槨の副葬品は、国の重要文化財として
東京国立博物館に所蔵保管されています。

しかし、残念なことに、古墳は区画整理事業により、
前方部は削平され後円部だけが四角の丘として
残されることになりました。

古墳時代は、巨大な前方後円墳の出現で幕を開けます。

天神山古墳の出土品から、鏡は宗教、鏃(ヤジリ)や剣は武力、
そして斧や鑿は生産の象徴としての首長の姿が浮かび上がってきます。

 

なるほど、本来は
もっと大きな古墳だったのか。

 

急な階段を上ってみたのですが・・・

 

古墳とは思えないです。

 

区画整理じゃ仕方ないけれど
残してほしかったなぁ。

 

群馬県埋蔵文化財調査センターで
金井東裏遺跡出土の甲着装人骨の一般公開が行われているので

ミストラル号(自転車)に乗って
出かけてきました。

 

自宅からは15キロほどで
そんなに遠くは無いのですが
センター近くには、この坂が・・・・。

 

で、坂を上って何とか到着^^

 

月曜日に行ったのですが
平日でも見学に来る人は多かったです。

 

まずは、中に入る前に
外で職員の方の詳しい解説。

皆さん、熱心に話を聞いています。

 

そして、いよいよ中へ

この部分だけ崩さずに取り出すには
予想以上に大変だったようです。

 

中でも、別の職員の方が
色々と解説してくださいました。

 

このようなものがあったので
今回の画像は控えめに・・・。

 

3月8日(金)まで
時間は午前10時~午後3時30分

 

甲を着た状態の古墳時代の人骨が発見されたのは
全国初ですし、こんな機会はめったにないですから
お時間のある方は是非お出かけになってみてください。

 

このところ、各地で河川改修工事が
行われていますね。

 

高崎市新町の温井川でも
河川改修工事が行われているようで

その時に、むか~しに造られた
煉瓦積護岸が検出されたという事で
ミストラル(自転車)に乗って出かけてきました~。

 

近くで見られると思ったのですが
ちょっと無理だったので
戸崎橋の上から撮影しました。

 

何やら調査中のようです・・・。

 

昔はレンガで
こういったものを造っていたんですね。